顎関節症と体の歪みの関係性

あくびなど口を大きく開けた時や物を噛んだ時に感じる顎の痛みや口を開けたり閉じたりした時にカクカク・ガクガクと音が鳴る。

口を開こうとすると引っかかる感じや口が開きづらいなど、顎周辺で起こる症状の事を顎関節症と言いますが、顎関節症は実は体の歪みとも大きく関係しているという事をあなたはご存知でしたか?

このページでは、顎関節症と体の歪みの関係性を当院独自の視点や考え方を交えて解説していきます。

顎関節症とは?

顎関節症とは、冒頭で書いたように口の開閉や食事中に物を噛んだ時の顎の痛みや口の開閉時に「カクッ」「ガクッ」といったような鳴るクリック音や「ミシッ」「ザラッ」いったような音が鳴るクレピタス音という雑音が鳴る。

あとは、口の開閉時に顎が引っかかる感じや指が縦に1~2本分入る程度にしか口が開かないなどといった症状が1つ、または複合的に現れる症状の事を言います。

特に顎の痛みを感じるようになると食事など日常生活に支障をきたし、長期化すると非常に辛い状態が続くことになります。

体の歪みとは?

では、次に当院が考える体の歪みについて解説していきます。

まず、「体の歪み」というと悪いものというイメージがあるかもしれませんが、一概に悪いものではありません。

体の歪みは、いわゆる「遊び」と言い換えることが出来ます。

 

例えば、車のハンドルで言うと左右に少し遊びがありますよね。

ハンドルの遊びがもし無かったら、ハンドルをほんの少し切っただけでも車の方向性が変わり、とても危険です。

ハンドルの遊びがあることで、車の動きを安定させているのです。

 

ハンドルの遊びと同様に体にも「遊び」があり、それが「体の歪み」なのです。

体は、疲れが溜まり始めると出来るだけ早く溜った疲労を回復させようとして自動的に体を歪ませます。

この一時的な体の歪みを起こしている間に疲労が回復すれば歪みは元に戻り、元気な状態になります。

 

これが健康的な体の回復サイクルなのですが、疲労がどんどん溜りだすと体の歪みも慢性化し始め、血流やリンパの流れが悪くなり、更に疲労が溜まりやすい状態になってどんどん悪循環にハマっていってしまいます。

こうなると、内臓や筋肉など体の各機能が正常に働かなくなるので、痛みやしびれ、その他さまざまな症状として現れやすくなってしまいます。

これが、当院が考える体の歪みのメカニズムです。

顎関節症と体の歪みの関係性

当院に顎関節症で来院される方の95%以上の方が肩・首のこりや痛み、めまいや頭痛など、他にも何かしらの症状を抱えています。

このことから当院では、顎関節症と体の歪みは密接に関係していると考えています。

 

体が歪むと顎に影響を及ぼし、逆に顎関節の状態が悪くなると体にも悪い影響を及ぼします。

体が歪むと、疲労が溜まりやすい状態になってしまうので、姿勢が不安定で疲れやすくなることで猫背姿勢になり脊柱の歪みが起こります。

この状態になると、首が前に突き出てしまうので頭蓋骨が前方向に移動し、顎を突き出した姿勢になって顎関節に負担がかかりやすくなります。

こういった猫背姿勢の状態が慢性的に続き、プラスして頬杖をついたり片方で物を噛む片噛みなど日常生活での癖や悪い生活習慣が積み重なる事で顎関節症に発展しやすくなってしまいます。

普段気を付けるべきポイント

では、最後に日常生活で普段気を付けるべきポイントについて解説していきます。

ポイントは大きく分けて2つあります。

まず1つ目は、頬杖をついたり片方で物を噛む片噛みなど日常生活での癖や悪い生活習慣で顎関節に負担をかけないように注意するという事です。

特に片噛みは、顎の痛みを起こすきっかけになることが多いので注意が必要です。

具体的な注意点として、まず歯を噛みしめてみて両頬の筋肉の盛り上がりを触って偏りがないかチェックします。

歯の治療後など、片方で噛む癖がついていると、頬にある咬筋という筋肉は片方だけ発達して盛り上がった感じが触ってわかる場合があるので、その時は噛み癖のある方とは逆側で8割、噛み癖のある側で2割の割合で噛むように気を付けましょう。

2つ目のポイントは、体の疲れを出来るだけ溜めない、また早く回復できるように心がけるという事です。

疲れを溜めず早期回復させるポイントは、食事・運動・睡眠の3つです。

具体的に、食事関しては腹8分目でアルコールを控え、寝る3時間前には食事を終えておくこと。

運動時間しては、15分~20分程度のウォーキング・散歩を出来るだけ毎日続ける事。

睡眠に関しては、早寝早起きを心がけて十分に睡眠時間を確保する事。

休日の寝溜めは余計に体が疲れてしまうので、いつもと同じくらいの時間に起きて眠いようなら昼寝をするといいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

顎関節症と体の歪みは密接に関係していると解説してきましたが、普通は急に症状が現れるのではなく、疲労の蓄積や日常生活の癖などが続いた結果として現れるのもです。

先に説明した、気を付けるポイントを実践して頂くだけでも体は変わり始めるのでぜひ続けてみて下さいね。

 

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