顎関節症の症例(その2)

お客様

女性 40代 パート 和歌山市在住

来院

2016年2月

症状

約26年前、中学2年生のころから口を開けると両顎がカクカク鳴り、たまに噛んだ時に痛みがある。

開口は指3本が縦に入るくらいに開くが、いっぱいまで開けると顎関節がガクッとずれる状態。

顔のゆがみ(左右のフェイスラインの差)も気になっており顎関節症と一緒に解消したいと思い来院されたとの事。

あとは、慢性的な首のこりがあり初見時は首を右に回旋させずらく、痛みもある状態。

施術内容と経過

顎関節と頚椎の動きをチェックしたところ、動きの悪さや筋力の左右差があり噛み癖による咬筋のアンバランスと頚椎の2,3番の可動制限が原因だと考えた。

頚椎調整、骨盤調整、頚部と咬筋の筋肉調整、顎関節調整を行い顎関節をズラす可能性のある癖の注意と指導を行ったところ2回目の施術後顎のカクカク感が10→2にまで改善。

8回目の施術で顎のカクカク鳴る音と痛みも全く無くなり、頚部の痛みと可動域も正常になったので治癒とした。

 

同時に施術した症状

首の痛み 

施術方法

頚椎調整 骨盤調整 頚部・顎周辺の筋肉調整 顎関節調整 

 

考察

患者さんご自身が、初回来院された時に本当に良くなるか不安がられていたが26年もの間、続く顎関節症でも適切な施術と知らず知らずにやってしまっている顎関節をズラす可能性のある癖を注意・指導する事で良くなることが証明できた症例であった。

顔のゆがみ(フェイスラインの左右差)は左右の咬筋の筋力差からきていたもので治療終了時点でかなり整ってきていたので、後2~3か月セルフケアを行なえば気にならないくらいになるだろう。

あとは顎関節症の再発予防の指導もしてあるので患者さん自身が忘れない限り再発はしないだろう。