顎関節症の症例(その13)

お客様

女性 50代 パート 和歌山市在住

来院

2016年11月

症状

1か月半前から左で噛んだ時に痛みがあり、口を開けるのは指が縦に3本ギリギリ入るくらいは開くものの痛みがある。

また、右顎がカクカク鳴る。

左顎から頬にかけて、左耳下から首にかけてのつっぱり、耳のこもったような違和感や肩・背中の痛みもあり、脳外科でCT検査を受け特に異常なしと言われ、歯医者ではアロフトとロキソニンを処方され2週間服用したが改善せず、インターネットで顎関節症を診てくれるところ探していたところ当院の事を知り来院。

施術内容と経過

初見時、顎関節の動きをチェックしたところ関節のズレと顎周辺の筋の緊張に左右差があり、これが顎の症状と左顎から頬にかけて、左耳下から首にかけてのつっぱり、耳のこもったような違和感を引き起こしている原因だと考えた。

まず、頚椎調整と骨盤矯正で体全体のゆがみを整えてから顎関節と筋肉の調整を行い、徐々に症状改善し7回目の施術で顎や首・背中の痛みは消失し違和感は少し残る程度までに改善した。

その後、右顎のカクカク鳴る症状と左顎から頬にかけて、左耳下から首にかけての違和感が残っていたので施術を重ね、16回目の施術で全ての症状完全に消失したため治癒とした。

 

同時に施術した症状

肩・背中の痛み

施術方法

頚椎調整 骨盤矯正 顎関節・MT調整 肩関節調整 

考察

この方は、痛みや違和感などの症状として現れたのは1か月半前からであったが、顎関節のズレや顎周辺の筋肉の左右差は、それよりずっと以前からあったものだと推測出来る状態であった。

左顎から頬にかけて、左耳下から首にかけてのつっぱり、耳のこもったような違和感や肩・背中の痛みは顎が原因で起こっていた症状で、全体的な体の歪みと顎関節の調整を行うことで着実に症状を改善に導くことが出来た。

このように、顎関節症が原因で首や肩こり、痛み、頭痛などの症状が起こることもあるので体全体を俯瞰してみる必要性を再確認した症例であった。