顎関節症の症例(その21)

お客様

女性 30代 主婦 和歌山市在住 

来院

2017年5月

症状

数年前から、口を開いた時に右顎の引っ掛かりとズレる感じ、ガキガキ音が鳴るクリック音の症状があり、最近は産前から産後の腰痛が酷くなり出したこともあり、この機会に両方治したいと思っていたところ、当院に通院していたお母さんから紹介されて来院

施術内容と経過

初見時、まず背骨の歪みをチェックした所、胸椎の後弯と捻じれがあり、巻き肩で顔が前に出て骨盤の後傾もあることから、産前後の疲労の蓄積からくる歪みが原因で腰痛が慢性化していると判断した。

 

次に顎関節の動きをチェックした所、右顎のズレと噛み癖が顕著にあり顔が前に出てストレートネックになっていることが重なってさらに顎関節症を慢性化させていると考えた。

 

まず初回は、骨盤矯正と頚椎調整を行って背骨の歪みを整えてから顎関節調整を行い、日常生活での改善点を指導した。

4回目の施術で、右顎のズレと顎のクリック音が軽減した。

 

7回目の施術で腰部の痛みはさほど気にならない程度にまで改善し、13回目の施術で腰は症状消失し、顎は若干のズレとクリック音が残るものの気にならない程度にまで改善。

 

その後、再発予防の為の施術を重ね、16回目で卒業とした。

同時に施術した症状

腰痛

施術方法

頚椎調整 骨盤矯正 顎関節調整・MT

考察

この症例では、特に日常生活での癖が顎のズレを生み出している顎関節症のケースだった。

 

さらに産前後の疲労の蓄積からくる歪みが腰痛を引き起こし、顎関節にまで影響して腰痛と顎関節症を慢性化させている状態であった。

 

こういった症例では、顎や腰だけを集中して施術しても良くならないので、まず体全体的な歪みからアプローチして安定させてから部分的な施術を行わないと症状改善に辿りつかないと当院では考える。