顎関節症の症例(その8)

お客様

男性 60代 小売業 和歌山市在住

来院

2015年6月

症状

20年ほど前から顎関節症の症状が出たり治まったりで、普段は痛まないがいっぱいまで口を開けた時や口を開けてガクッとなった時は痛みが出る症状あり。

ここ1か月くらい前からは、食事中に噛むと痛むのと朝起きた時に左顎が張っている感じがあり、特に左顎がカクカク鳴る事に悩んでいるとの事。

当院に来院される前に整体院に通院しており、顎関節症の症状が良くなるものの再発する事から治療法に疑問を感じ、インターネットで調べて当院の事を知り来院。

施術内容と経過

初見時、顎関節の動きをチェックしたところ、最大開口で指が縦に3本入るくらいに開くが開口途中でガクッというズレと痛みがある状態で咬筋は左右の筋力差があった。

また、口の開閉を全体的に俯瞰して診ていると頚椎3番に異常がある事が確認できたことから、顎関節のズレと咬筋のバランスの悪さ、頚椎3番の3点に問題がある事で症状が完治しないのだと考えた。

まず、頚椎調整と顎関節調整、咬筋調整を行ったところ2回目の来院時には痛みとガクッとなるのがかなり減ったと経過報告を受けた。

3回目で痛みの度合いが初めを10とすると5まで軽減し、4回目の施術で3にまで改善した。

6回目の施術で口の開閉は異常なくスムーズになり左顎がカクカク鳴る雑音も軽減、ただ食事中噛む時に1日1、2回ガクッとなって痛みが出るとの事。

12回目の施術で顎のズレや痛みなどすべての症状改善し治癒とした。

同時に施術した症状

腰痛

施術方法

頚椎調整 顎関節調整 咬筋調整 骨盤矯正 肩関節調整

考察

この症例でのポイントは、顎関節のズレと咬筋のバランスの悪さ、頚椎3番の3点に問題がある事だった。

顎関節と咬筋を調整するだけで顎関節症が良くなる症例もあるが、今回のように再発を繰り返す症状は生活習慣や癖に問題があるか、頚椎に問題があるケースが良くある。

全身を見て施術できたことで症状が完治した症例であった。