顎関節症の症例(その10)

お客様

女性 30代 教員 和歌山市在住

来院

2016年3月

症状

元々かなり前から顎がカクカク鳴る症状があり、今回は2,3日前から右顎に痛みが出始め、食事で噛むのも痛い状態で側頭部の頭痛もあったとの事。

思い当たる原因は、実家に帰って枕がいつもと違ったからかも?と言っていた。

顎関節症の事をインターネットで調べていて、ホームページと当院が配信している顎関節症の動画を見て来院。

施術内容と経過

まず、顎関節をチェックしたところ口の開閉時に右顎に痛みがあり両顎がガクッとズレる状態。

問診していると育児疲れを感じているとの事で、上半身の検査を行ったところ肩や首周辺の可動域が狭くなっており筋肉の硬さやコリが見つかった。

これらの事から、普段から徐々に溜まった疲れからくる上半身の筋肉の硬さやコリが顎関節に影響していると考えた。

 

まず、頚椎調整と体液循環調整で全身の状態を整えてから顎関節調整と咬筋調整を行った所、3回目の施術で顎の痛みが軽減し始め、8回目の施術で顎の痛みはほぼ消失した。

その後は、徐々に小さくなってきているものの顎関節のカクカク鳴る音が残っていたので全身のメンテナンスを含めて2週間に1回のペースで施術を行った。

同時に施術した症状

肩こり 腰痛

施術方法

頚椎調整 体液循環調整 顎関節調整 咬筋調整 骨盤矯正 肩関節調整

考察

元々あった顎のズレが疲労の蓄積による首や肩周辺の筋肉の硬さやコリが影響して顎関節症に発展した症例であった。

こういった症例は、逆をたどって首や肩の筋肉を弛め、全身の疲労の回復を早めてやれば症状の改善が早まる傾向にあり、今回はまさにその通りの経過をたどった。

ただ、元々ある顎のズレが重度なので今後も施術を重ねながらズレを整えていく必要のある症例である。