顎関節症の症例(その16)

お客様

女性 30代 紀の川市在住 リハビリ職員

来院

2016年11月

症状

1年位前から噛んだ時や口を開けた時に顎がカクカク鳴る症状と猫背が気になっていて、顎と姿勢が関係しているのでは・・・?と思っていたところ、お母さんがインターネットで調べて当院の事を教えてもらい来院。

腰はだるくなりやすく、肩こりも慢性的にある状態。

施術内容と経過

初見時、まず顎関節の動きをチェックしたところ左顎にズレがあり、口を開くとカクカク鳴る状態。

次に脊柱と両肩関節の動きをチェックしたところ、両方ともに硬く巻き肩の状態で脊柱の硬さと首が前に突きでやすく肩甲骨の動きの悪さがあり、首猫背が見受けられた。

これらのことから顎関節のズレと首猫背の状態が口の開閉にも支障をきたしていると考え施術を開始した。

まず、頚椎調整と骨盤矯正で全体的な歪みを整えてから両肩関節調整と顎関節調整を行った所、3回目の施術で顎の動きにスムーズさが出始めたとご本人からお話があった。

左で噛む癖など日常生活での癖があったので生活指導も行いながら施術を重ね、16回目の施術で顎関節の症状と猫背の状態が初見時に設定した目標をクリアしたため卒業とした。

同時に施術した症状

猫背 肩こり

施術方法

頚椎調整 骨盤矯正 両肩関節調整 顎関節調整

考察

この症例では、顎関節自体のズレと姿勢が崩れることで頚椎の動きが悪くなり口の開閉に支障をきたすという2つの問題があった。

顎関節症の方の大半は首や肩にも問題や悩みを抱えている方が多く、今回の症例のように顎関節と姿勢を一緒に整えていくことが重要であると当院では考える。