顎関節症の症例 (その27)

お客様

女性 60代 主婦 和歌山市在住

来院

2018年 5月

お悩み・症状

半年前から口の開閉で顎が引っかかる感じと少しコリコリ音が鳴る症状が出始め、1か月半前に固いせんべいを食べた時に左顎に痛みが出現。

その後は、口を開いた時や食事の時に痛みを感じるようになり、口も開きづらくあくびもかばいながらするようになってしまった。

 

近くの歯科で診てもらった所、顎関節症だと言われ和歌山医大を紹介され診てもらったが良くならず悩んでいた所、ご主人がインターネットで調べて当院の事を知り来院。

施術内容と経過

初見時、開口は痛みを伴いつつ指が縦に2本入る程度で開閉時に左顎にコリコリとクレピタス音を触知した。

口の開閉共に右側にズレながら動いている事も分かった。

 

次に頚椎、肩関節、骨盤の可動域を検査した所、各所に可動域制限があり、これらの事から体の歪みが顎に影響して顎関節症を悪化・慢性化させていると考えた。

 

まず、頸椎調整と骨盤調整を行って体の歪みを整えてから顎関節の調整を行った所、初回施術後には、縦に指が3本入るようになり、痛みも軽減された。

普段気を付けることを指導して初回終了。

 

4回目の施術で開口と噛んだ時の痛みは、当初を10とすると5まで改善。

開口はあくび以外では痛くなくなった。

 

8回目の施術で、10→2まで軽減し、11回目の施術で若干の違和感は残るものの痛みと開口障害は消失。

その後は再発予防のために施術を重ね、16回目卒業とした。

同時に治療した症状・お悩み

特になし

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 顎関節調整 顎関節MT

考察

この症例では、症状が悪化する前から顎だけでなく体の各所に歪みが生じ始め、最終的に顎に負担がかかり顎関節症を発症・悪化させていた。

この症例の様に、顎関節症は顎だけに問題があるケースはごく少数で、大半は体の歪みやストレス、自律神経の乱れや生活習慣や癖によって引き起こされていると当院では考え、日々施術を行っている。

歯科では、こういった見立てはしないので歯科で良くならない顎関節症には整体という選択肢があるという事を悩んでいる方にぜひ知ってほしい。

症状について詳しくはこちら

顎関節症ブログ(まとめ)

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